たくさんの錠剤

感染症を引き起こす病原性微生物には、細菌、ウイルス、真菌などが挙げられます。
細菌感染症に対しては抗菌剤、ウイルス感染症に対しては抗ウイルス剤、真菌感染症に対しては抗真菌剤が使用されます。
この中でも抗生物質はフレミングがペニシリンを抽出したことに始まり、研究が盛んに行われ、今では沢山の種類のものが存在します。
その中でも最も多く使用されている抗生物質の1つがジスロマックです。

ジスロマックの有効成分アジスロマイシンはマクロライド系抗生物質に属する薬で、細菌のタンパク質合成を阻害し、細菌の増殖を抑制します。
つまり作用部位は細菌のタンパク質合成の場であるリボソームです。
リボソームの50sサブユニットに結合することで、タンパク質が合成できなくします。

ジスロマックの正しい服用法に関してですが、剤形や疾患によって使用法は異なります。

まずジスロマックSR成人用ドライシロップは例外的な服用方法となります。
この薬は1回2gを1回だけ服用すると、効果が1週間持続します。

SR成人用ドライシロップ以外の剤形の場合は服用方法は2通りです。
まず一般的な感染症の場合には1日1回、成人の場合は1回500mgを3日間連続して服用します。

すると7日間抗菌効果が持続します。
しかし子宮頚管炎や卵管炎などの骨盤内感染症の場合には服用方法が異なります。

1回に1000mgを1回だけ服用します。
すると10日間効果が持続します。

このように持続的な効果が得られるのはジスロマックの消失速度が遅いために、一度服用すると体内に長時間とどまるという性質があるからです。
このように服用回数が少なくて済むと、患者さんのコンプライアンスが上がり、耐性菌出現のリスクも少なくなります。

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